デザイン設計
お客様の求めるものをカタチに
デザイン設計は、蜂谷工業が自社の建築設計の特色として、早くから力を入れてきた分野だ。それは、意匠的に個性的だとか、かっこいいといった見た目のデザインだけではなく、お客様が建物に何を求め、何を期待しているのか、そしてそこで仕事や生活する人がいかに快適に過ごすことができるのか、設計を通してカタチにしていくことだ。
お客様が求めるものは何かを考えて
―「デザイン設計」と看板を掲げていますが、どのような特色があるのでしょうか。
岸武:お客さまの事業に寄り添い、何を提供すれ ばよいのかを考えて設計しているのが特色です。 お客様に使っていただいて、お客様の事業が発展していくのが一番の幸せだと思っています。
お客様に寄り添うというのは、一番はコミュニケー ションです。さらに、そのお客様の事業について勉強もしますし、体験もしてみます。極力体験してみて、肌で感じることを大切にしています。
例えばカーディーラー様ですと、オイル交換やタイヤ交換なども実際にやらせてもらったり、リフトを動かしてみたりというようなことも。こういう作業があるのだなということを理解したうえで、それを設計に生かすよう心がけています。
次の世代の育成を
―設計部門のリーダーとして、部下の育成についてどのようにお考えですか?
岸武:そうですね、設計だけではなく、コーディネートする力のある人材を育てていきたいなと思っています。色々なことにどんどんチャレンジできる人材を育てたいと思っています。
―順調に育っていっている感じですか?
岸武:順調です。実を結ぶのはもう少し先、もう少し経験を積めばよい花が咲くと思っています。
―最近の実績で、「これは」というものは?
岸武:最近では、関西プラスチック工業(現 ㈱ArTechX.ing)様です。設計コンペで仕事をいただきました。最初は事務所の増築の計画から、大きな工場を建てて、事務所も新築させていただきました。
総合力を評価されて
―お客様は、蜂谷工業のどの部分を評価されたのでしょうか。
岸武:おそらく当社の総合力ではないでしょうか。「共に寄り添う」ということをコンセプトに、社員一丸となって取り組みました。
お客様が事業を継続しながらの工事となりますので、仮設計画なども徹底的に検討しました。駐車場が足りない、工場が足りない、となれば県内中を皆で走り回って探しました。お客様に寄り添ってチームで徹底的にやりました。
―まさに総合力が認められた案件ということですね。
岸武:同じ会社の中に設計部門と施工部門があることは大きな強みだと思っています。企画から施工まで全体を見通して進めることができます。お客様が事業を継続しながら工事をする場合には、特に設計と施工の連携が必要になってきます。
設計の特色
蜂谷工業建築部門の完工高の約30〜40%は、自社で企画・設計・デザインを行っています。 ゼネコンの設計部門といえば、ビルや工場などといったイメージがありますが、当社の設計部門 は、 カーディーラーのショールームから結婚式場、スポーツジム、オフィスなど幅広いフィールドに対応しています。
アソビ心のある意外性の高いデザインも、高度な技術に支えられているからこそ可能にし、発注者の期待以上のクオリティーを生みだすとの評価をいただいています。
設計の実績
設計部門が手がけた工事事例を紹介します。