小田川付替締切堤防現場レポート
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01小田川合流点付替え事業の現場を経験して2024.3.19
今回は、岩田さんの2つ目の担当現場である、「小田川付替締切堤防工事」の現場へ赴いた。
本工事は、大雨で増水しても堤防の決壊を防げるよう、小田川と高梁川との合流点をおよそ4km余り下流に付け替え、小田川の水位を下げる事業である。 2018年の西日本豪雨で大規模な浸水被害を受け、約5年半にわたって進められてきたが、ついに2024年3月末に完成を迎える。
──異なる現場を経験してみて
「今回の現場は、前回と比べて規模の大きさの違いを実感しました。同時に4つの現場が動いているので、当社職員も協力会社の方の人数も多く、その日に何を行うのか全体を把握するのが最初はとても難しかったです」
(三海所長と岩田さん)
──半年前の取材の時に、できることを増やしたいと話してくれましたが、その後はどうですか?
「小田川の現場では、測量機器を使う機会も増え、一通り丁張りも掛けられるようになりました。まだまだできないことも、難しいこともたくさんありますが、約一年前の入社時に比べたら、知識も増えました。最初は打ち合わせの時、建設業特有の言葉も出てきて、わからないことも多かったのですが、今では理解して次の工程や作業も自分でイメージできるようになってきました」
──この仕事をしていて良かったと感じた瞬間はありましたか
「半年前に小田川に来た時には、本当に川になるのかなと思っていた場所が、あっという間に今ではほぼ完成している状態にまで変わりました。半年前とは景色が全く違っていて、あんなにも地形、景色を変えてしまうような工事に自分が少しでも携われたことが嬉しいですし、すごく良い経験ができたと思っています」
岩田さんについて、三海所長にも取材を行った。
「2、3年経つと自分で出来る事も増えてくるので、仕事の楽しい部分がもっとわかってくると思います。引き続き、その真面目で熱心な姿勢で目の前のことを一生懸命頑張っていけば、確実に成長していけるはずです。資格取得の勉強も一発合格に向けて頑張ってもらいたいですね」とエールを送った。
彼女はこの1年で多くの経験を積み、成長した顔つきを見せてくれた。 4月には後輩が入社し、先輩社員となる彼女の今後の活躍が楽しみだ。